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故智
ふりがな文庫
“故智”の読み方と例文
読み方
割合
こち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こち
(逆引き)
このさいの彼は、
桶狭間
(
おけはざま
)
の織田信長に似ている。いや信長は後代の人だから、
故智
(
こち
)
を
習
(
まな
)
んだものではない。義貞の天分だった。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこで余は隋帝の
故智
(
こち
)
に倣い、秀吉とか家康とか種々雑多の人物が国家のために殺生した
業報
(
ごっぽう
)
で、地獄に落ちおるのを救うためと称して、毎度一人一銭ずつの追福税を厳課し
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
おいらァ
泥棒猫
(
どろぼうねこ
)
のように、
垣根
(
かきね
)
の
外
(
そと
)
でうろうろしちゃァいねえからの。——それ
見
(
み
)
な。
鬼童丸
(
きどうまる
)
の
故智
(
こち
)
にならって、
牛
(
うし
)
の
生皮
(
なまかわ
)
じゃねえが、この
犬
(
いぬ
)
の
皮
(
かわ
)
を
被
(
かぶ
)
っての、
秋草城
(
あきくさじょう
)
での
籠城
(
ろうじょう
)
だ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
故智(こち)の例文をもっと
(11作品)
見る
“故智”の意味
《名詞》
先人が用いた知恵や知略。
(出典:Wiktionary)
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
智
漢検準1級
部首:⽇
12画
“故”で始まる語句
故
故郷
故意
故里
故障
故事
故国
故人
故々
故実
“故智”のふりがなが多い著者
邦枝完二
南方熊楠
吉川英治
江戸川乱歩
太宰治
坂口安吾