“予期”のいろいろな読み方と例文
旧字:豫期
読み方割合
よき77.8%
あらまし5.6%
おも5.6%
アラマ5.6%
アラマシ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は本日、全く予期よきせざる心霊現象しんれいげんしょうにぶつかりました。それは信じられないほど神秘しんぴであり、またおどろくべき明確めいかくなる現象であります。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ひきついであった、勅使の参向の節にも、呼び出されて、当麻氏の古物語りを奏上せい、と仰せられるか、と思うて居た予期あらましも、空頼みになった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
林は早速さっそく汽車に乗って。チャタムへ赴いた。製薬会社へいっていろいろ問合せて見たが、何分にも年月を経ているので、予期おもっていた程の収獲を得る事は出来なかった。
P丘の殺人事件 (新字新仮名) / 松本泰(著)
「……と、予期アラマしたる野をば勿焼きそ。ふる草に新草まじり、生ふべくなれるを」
ひきついであつた、勅使の参向の節にも、呼び出されて、当麻氏の古物語りを奏上せい、と仰せられるか、と思うて居た予期アラマシも、空頼みになつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)