“明確”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はっきり30.8%
めいかく30.8%
はつきり15.4%
さだか15.4%
きっぱり7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつと明確はっきり申上げかねますが、ジルベールは——やはり本名を申すよりこの名の方がよろしゅうございます——ジルベールは幼少の自分は愛嬌のある可愛らしい子供でしたが
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
私は本日、全く予期よきせざる心霊現象しんれいげんしょうにぶつかりました。それは信じられないほど神秘しんぴであり、またおどろくべき明確めいかくなる現象であります。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「まだ御うつりにならないんで御座いますか」女の言葉は明確はつきりしてゐる。普通の様にあとにごさない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
妙に落着払つた其顔が、着て居る職服きものと見分がつかぬ程真白に見えて、明確さだかならぬ顔立の中に、瞬きもせぬ一双の眼だけが遠い空の星の様。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「奇麗でした」と女は明確きっぱり受け留める。あとから
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)