“手鑑”の読み方と例文
読み方割合
てかがみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思うに、彼らの学問は、机というものを知らず、ただ、生死の道の生命を手鑑てかがみとし、人間世態の現実をおしえかえりみ、天地自然を師となして体得されたものである。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(おぬしの短所は、あいそがつきる。が、俺にとっては、手本になる。そのため、つきおうてくれるのだ。俺に、阿呆なところがあれば、おぬしの、よい手鑑てかがみ、良友と思うて粗末にすまいぞ)
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)