“菅原伝授手習鑑”の読み方と例文
読み方割合
すがわらでんじゅてならいかがみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菅原伝授手習鑑すがわらでんじゅてならいかがみ』の三段目じゃないが、いずれを見ても山家育やまがそだち、どうにもとり立てていうほどの面相はない。
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
狂言は一番目「菅原伝授手習鑑すがわらでんじゅてならいかがみ」、中幕「壺坂霊験記つぼさかれいげんき」、二番目「三日月みかづき」、大切おおぎり廓文章くるわぶんしょう」というならべ方であったが、今度は芝翫が抜けたので一座はいよいよ寂しく
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
も一人の平三は、車力しゃりきの親方の子で『菅原伝授手習鑑すがわらでんじゅてならいかがみ』の寺子屋、武部源造たけべげんぞうの弟子ならば、こいつうろんと引っとらえと、玄蕃げんばんが眼をきそうな、ひよわげで、泥亀すっぽんに似た顔をしている。