“三日月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みかづき96.3%
クロバチン3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう日がとっぷりれて、よるになりました。くらあいだから、けばびそうにうす三日月みかづきがきらきらとひかってえていました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
西空にうっすらと三日月みかづきが、はりついていた。こわれたかわらの山を踏みしめながら、僕たちは、焼け残りの町の方へ歩いていった。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
巴里パリでは、朝々、近くのキャフェで三日月クロバチンパンの焼きたてに、香ばしいコオフィを私はたのしみにしていたものである。
朝御飯 (新字新仮名) / 林芙美子(著)