“三日月”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みかづき96.0%
クロバチン4.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
童子さまののうはもうすっかりつかれて、白いあみのようになって、ぶるぶるゆれ、その中に赤い大きな三日月みかづきかんだり
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
雨あがりの三日月みかづき、夕焼雲の棚曳たなびくさまもの大木の梢に打眺め候へば誠に諸行無常しょぎょうむじょうの思ひに打たれ申候。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
三日月みかづきなりにってある、にいれたいくらいのちいさなつめを、母指おやゆび中指なかゆびさきつまんだまま
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「文章談をしたのよ。」とそれから間もなくその風呂敷包を開いて一つの書物を取り出して見せたのは浪六なみろくの出世小説『三日月みかづき』であった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
白はちょいと空を見てから、静かに敷石の上を歩き出しました。空にはカフェの屋根のはずれに、三日月みかづきもそろそろ光り出しています。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
巴里パリでは、朝々、近くのキャフェで三日月クロバチンパンの焼きたてに、香ばしいコオフィを私はたのしみにしていたものである。
朝御飯 (新字新仮名) / 林芙美子(著)