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文學者
ものゝ
感じ
方が
非常に
鋭敏で、
鼻・
耳・
肌などに
觸れるものを
鋭く
受け
取ることの
出來た
珍しい
文學者であつたことを
見せてゐます。
敏われながら
呆れる
計り、
天晴れ
未來の
文學者が
此樣のことにて
如何なる
物ぞと、
叱りつける
後より
我が
心ふらふらと
成るに、
是非もなし
是上はと
下宿の
世帶一切たヽみて
さうして
學者も
文學者も、かならずしも
上流社會の
人々ばかりでなく、かへって
低い
位置の
人の
方に
中心が
移つて
來るようになりました。