“ぶんがくしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
文学者50.0%
文學者50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薩摩さつま蝋蠋らふそくてら/\とひか色摺いろずり表紙べうし誤魔化ごまくわして手拭紙てふきがみにもならぬ厄介者やくかいもの売附うりつけるが斯道しだう極意ごくい当世たうせい文学者ぶんがくしや心意気こゝろいきぞかし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
しつの、其処そこに五にんた。著名ちよめいなる新聞記者しんぶんきしや審査員しんさゐん——画家ぐわか文学者ぶんがくしや某子爵ぼうししやく令夫人れいふじん一人ひとり。——そのた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
所謂いはゆる文学者ぶんがくしやとはフィヒテが“Ueberユーバル dasダス Wesenウエーゼン desデス Gelehrtenゲレールテン”にべたてし、七むづかしきものにあらず。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
此故このゆゑ当世たうせい文学者ぶんがくしやくち俗物ぞくぶつ斥罵せきばする事すこぶはなはだしけれど、人気じんきまへ枉屈わうくつして其奴隷どれいとなるはすこしもめづらしからず。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
ものゝかんかた非常ひじやう鋭敏えいびんで、はなみゝはだなどにれるものをするどることの出來できめづらしい文學者ぶんがくしやであつたことをせてゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
さとしわれながらあきれるばかり、天晴あつぱ未來みらい文學者ぶんがくしや此樣このやうのことにて如何どうなるものぞと、しかりつけるあとよりこヽろふらふらとるに、是非ぜひもなし是上このうへはと下宿げしゆく世帶しよたい一切いつさいたヽみて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さうして學者がくしや文學者ぶんがくしやも、かならずしも上流社會じようりうしやかい人々ひと/″\ばかりでなく、かへってひく位置いちひとほう中心ちゆうしんうつつてるようになりました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
けれども實際じつさい、われ/\の生活せいかつとは關係かんけいのないことをうたつてゐるので、文學者ぶんがくしやだから、普通ふつうひととはちがつたかんがへをしなければならないとおもつてつくつたものです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)