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此故
ふりがな文庫
“此故”の読み方と例文
読み方
割合
このゆゑ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このゆゑ
(逆引き)
此故
(
このゆゑ
)
に
当世
(
たうせい
)
の
文学者
(
ぶんがくしや
)
は
口
(
くち
)
に
俗物
(
ぞくぶつ
)
を
斥罵
(
せきば
)
する事
頗
(
すこぶ
)
る
甚
(
はなは
)
だしけれど、
人気
(
じんき
)
の
前
(
まへ
)
に
枉屈
(
わうくつ
)
して其
奴隷
(
どれい
)
となるは
少
(
すこ
)
しも
珍
(
めづ
)
らしからず。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
此故
(
このゆゑ
)
に
腥
(
なまぐさ
)
き
血
(
ち
)
の
臭
(
にほひ
)
失
(
う
)
せて
白粉
(
おしろい
)
の
香
(
かをり
)
鼻
(
はな
)
を
突
(
つ
)
く
太平
(
たいへい
)
の
御代
(
みよ
)
にては
小説家
(
せうせつか
)
即ち
文学者
(
ぶんがくしや
)
の
数
(
かず
)
次第々々
(
しだい/\
)
に
増加
(
ぞうか
)
し、
鯛
(
たひ
)
は
花
(
はな
)
は
見
(
み
)
ぬ
里
(
さと
)
もあれど、
鯡
(
にしん
)
寄
(
よ
)
る
北海
(
ほつかい
)
の
浜辺
(
はまべ
)
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
此故(このゆゑ)の例文をもっと
(1作品)
見る
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
“此”で始まる語句
此方
此
此処
此家
此奴
此處
此間
此所
此頃
此様
“此故”のふりがなが多い著者
三文字屋金平
内田魯庵