“鯡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にしん95.0%
ニシ5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下君田という山村の一軒しかない宿屋では、晩飯の菜に身かきにしんの煮付けと、醤油で炒りつけたいなごとを山盛りにした皿がお膳の上に頑張っていた。
四十年前の袋田の瀑 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
にしん猟に行かれないのと、かれらのいわゆる物に憑かれた船にとどめられているのと、この二重の苦情がかれらをって無鉄砲な行為をなさしめるかもしれない。
懸時計の下に掛けてあるのは、あごき通した二十匹ばかりのにしんで、腹が銅色あかがねいろに光つてゐる。
にしんのくきる時は漕いでゐる舟の櫂でも艫でも皆、かずの子を以てかずの子鍍金めつきをされてしまふ位である。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
先日の新紙に近年蛇を薬用のため捕うる事大流行で、にしんを焼けば蛇つどい来るとあったが虚実を知らぬ。
ンヤ、デアなあ、春にテ、ニシゴト干して、マゴして、春風ア吹グナガタコ掻廻カマして、はゝゝゝゝゝ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
ンヤデヤなア、ユギゲデセエ、ニシゴト日當ひあダりの屋根ヤネサ干すエネればタコエそがしグテ、オド晝間シルマまでタコ掻廻カマして、それガラ田畔タノクロサあがテせ、ママば、サゲ藥鑵ヤガンコれダノゴト二人でナガよグむアネ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)