“鯡場”の読み方と例文
読み方割合
にしんば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから彼が、鯡場にしんばの人足となるまでのことなどはもちろん、浩はこの騒ぎさえも知らなかった。
日は輝けり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
二度目に浩が、索ねて行った時分には、彼は北海道の鯡場にしんば行きの人足の一人となって、親分に連れられ、他の仲間と一緒に、もう雪の降った北のはずれへ旅立ってしまった後であったのである。
日は輝けり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)