“上田秋成”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うえだあきなり90.0%
うへだあきなり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上田秋成うえだあきなりが『西湖佳話せいこかわ』の中の『雷峯怪蹟らいほうかいせき』をそっくり飜案して蛇性のいんにしたのとははなはだしい相違である。
怪譚小説の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
白峯紀行の西行法師のほかに、時代は江戸に下るが、「雨月物語うげつものがたり」の筆者の上田秋成うえだあきなりも、こんぴら詣りか、四国めぐりの旅すがら、この白峯へ登ったことがあるように思われる。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おなじようなうたならべてませう。上田秋成うへだあきなりといふひとは、眞淵まぶち孫弟子まごでしあた文學者ぶんがくしやですが、このひとも、うたはその散文さんぶんほど上手じようずではありませんが、かなりつくれたひとであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)