“雨月物語”の読み方と例文
読み方割合
うげつものがたり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書見台の上には『雨月物語うげつものがたり』。乱れ籠には、小間物の入った胴乱どうらんから鼻紙にいたるまで、なにからなにまで揃っている。
顎十郎捕物帳:16 菊香水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
明和めいわ戊子ぼし晩春、雨れ月朦朧もうろうの夜、窓下さうかに編成し、以て梓氏ししあたふ。題して雨月物語うげつものがたりふと云ふ。剪枝畸人せんしきじん書す。
谷崎君の他の小説についてそう思ったことはなかったが、この小説の筆致は、私をして雨月物語うげつものがたりを連想させた。
武州公秘話:02 跋 (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)