トップ
>
雨月物語
>
うげつものがたり
ふりがな文庫
“
雨月物語
(
うげつものがたり
)” の例文
書見台の上には『
雨月物語
(
うげつものがたり
)
』。乱れ籠には、小間物の入った
胴乱
(
どうらん
)
から鼻紙にいたるまで、なにからなにまで揃っている。
顎十郎捕物帳:16 菊香水
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
明和
(
めいわ
)
戊子
(
ぼし
)
晩春、雨
霽
(
は
)
れ月
朦朧
(
もうろう
)
の夜、
窓下
(
さうか
)
に編成し、以て
梓氏
(
しし
)
に
畀
(
あた
)
ふ。題して
雨月物語
(
うげつものがたり
)
と
曰
(
い
)
ふと云ふ。
剪枝畸人
(
せんしきじん
)
書す。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
谷崎君の他の小説についてそう思ったことはなかったが、この小説の筆致は、私をして
雨月物語
(
うげつものがたり
)
を連想させた。
武州公秘話:02 跋
(新字新仮名)
/
正宗白鳥
(著)
谷崎君の他の小説についてそう思ったことはなかったが、この小説の筆致は、私をして
雨月物語
(
うげつものがたり
)
を連想させた。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
この『蛇性の婬』の話は、
上田秋成
(
うえだあきなり
)
の『
雨月物語
(
うげつものがたり
)
』の中でも最も傑出したものとせられているが、しかし、これは秋成の創作でなしに
支那
(
しな
)
の伝説の翻案である。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
白峯紀行の西行法師のほかに、時代は江戸に下るが、「
雨月物語
(
うげつものがたり
)
」の筆者の
上田秋成
(
うえだあきなり
)
も、こんぴら詣りか、四国
巡
(
めぐ
)
りの旅すがら、この白峯へ登ったことがあるように思われる。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
上田秋成
(
うえだあきなり
)
の「
雨月物語
(
うげつものがたり
)
」のうちに「
蛇性
(
じゃせい
)
の
婬
(
いん
)
」の怪談のあることは
誰
(
たれ
)
も知つてゐるが、これは
曲亭馬琴
(
きょくていばきん
)
が水戸にいた人から聞いた話であるといふことで、その
趣
(
おもむき
)
がやゝ類似してゐる。
梟娘の話
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
殆
(
ほとん
)
ど
暗誦
(
あんせう
)
した
雨月物語
(
うげつものがたり
)
の
青頭巾
(
あをづきん
)
の
全章
(
ぜんしやう
)
を、
雪
(
ゆき
)
にむせつゝ
高
(
たか
)
らかに
朗讀
(
らうどく
)
した。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
雨月物語
(
うげつものがたり
)
」は、安永五年(一七七六)に出版された、五巻五冊、全九話を収めた、いわば短篇小説集で、著者は
上田秋成
(
うえだあきなり
)
であり、これを近世小説のジャンルでいえば
読本
(
よみほん
)
とよばれるものであるが
雨月物語:04 解説
(新字新仮名)
/
鵜月洋
(著)
これを
雨月物語
(
うげつものがたり
)
式につづれば、範頼の亡霊がここへ現われて、「
汝
(
なんじ
)
、見よ。
源氏
(
げんじ
)
の運も久しからじ。」などと、恐ろしい
呪
(
のろ
)
いの声を放つところであろう。思いなしか、晴れた朝がまた陰って来た。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
雨月物語
(
うげつものがたり
)
」は、安永五年(一七七六)に出版された、五巻五冊、全九話を収めた、いわば短篇小説集で、著者は
上田秋成
(
うえだあきなり
)
であり、これを近世小説のジャンルでいえば
読本
(
よみほん
)
とよばれるものであるが
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“雨月物語”の解説
文学
『雨月物語』(うげつものがたり)は、上田秋成によって江戸時代後期に著わされた読本(よみほん)作品。
5巻5冊。明和5年(1768年)序、安永5年(1776年)刊。日本・中国の古典から脱化した怪異小説9篇から成る。近世日本文学の代表作で、現代でも引用されることが多い(→#派生作品)。
(出典:Wikipedia)
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“雨月”で始まる語句
雨月