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『梟娘の話』
ふりがな文庫
『
梟娘の話
(
ふくろうむすめのはなし
)
』
天保四年は癸巳年で、その夏四月の出来事である。水戸在城の水戸侯から領内一般の住民に対して、次のやうな触渡しがあつた。それは領内の窮民または鰥寡孤独の者で、その身がなにかの痼疾あるひは異病にかゝつて、容易に平癒の見込みの立たないものは、一々申 …
著者
岡本綺堂
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人公論」1923(大正12)年9月号
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
代
(
かわ
)
好
(
この
)
刻
(
こく
)
四方
(
しほう
)
彼女
(
かれ
)
抱
(
かか
)
明日
(
みょうにち
)
群
(
むらが
)
間
(
けん
)
一
(
ひ
)
一々
(
いちいち
)
一人
(
いちにん
)
上
(
かみ
)
下
(
くだ
)
免
(
ゆる
)
娘
(
むすめ
)
家
(
いえ
)
容貌
(
きりょう
)
左右
(
さゆう
)
後
(
のち
)
摺
(
ず
)
斯
(
こ
)
更
(
さら
)
此城
(
このしろ
)
籠
(
こ
)
遂
(
と
)
頃
(
ごろ
)
龍蛇
(
りゅうだ
)
一旦
(
いったん
)
両眼
(
りょうがん
)
両袖
(
りょうそで
)
乳母
(
うば
)
今更
(
いまさら
)
何
(
ど
)
併
(
しか
)
係
(
かか
)
先
(
ま
)
兎
(
と
)
入水
(
じゅすい
)
其
(
その
)
其年
(
そのとし
)
勿論
(
もちろん
)
区々
(
まちまち
)
厠
(
かわや
)
召
(
め
)
召連
(
めしつ
)
叱
(
しか
)
右左
(
みぎひだり
)
名主
(
なぬし
)
唯
(
ただ
)
在城
(
ざいじょう
)
堀際
(
ほりぎわ
)
堰
(
せき
)
堰切
(
せき
)
塞
(
ふさ
)
天保
(
てんぽう
)
婬
(
いん
)
家
(
うち
)
家老
(
かろう
)
屈指
(
くっし
)
屈竟
(
くっきょう
)
左様
(
さよう
)
巳
(
み
)
巳年
(
みどし
)
平癒
(
へいゆ
)
庄屋
(
しょうや
)
彼
(
か
)
得心
(
とくしん
)
忽
(
たちま
)
惹
(
ひ
)
所詮
(
しょせん
)
手習
(
てならい
)
持余
(
もてあま
)
捉
(
とら
)
捏造
(
ねつぞう
)
掩
(
おお
)
支
(
ささ
)
文政
(
ぶんせい
)
智慧
(
ちえ
)
朔日
(
ついたち
)
梟娘
(
ふくろうむすめ
)
此世
(
このよ
)
殊
(
こと
)
気色
(
けしき
)
水戸
(
みと
)
水練
(
すいれん
)
洩
(
も
)
由
(
よし
)
異病
(
いびょう
)
痼疾
(
こしつ
)
癸
(
みずのと
)
皺
(
しわ
)
盲
(
めくら
)
眼
(
め
)
矢
(
や
)
稀
(
まれ
)
稽古
(
けいこ
)
窮民
(
きゅうみん
)
立
(
た
)
立入
(
たちい
)