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両袖
ふりがな文庫
“両袖”のいろいろな読み方と例文
旧字:
兩袖
読み方
割合
りょうそで
80.0%
もろそで
8.0%
りやうそで
4.0%
りようそで
4.0%
モロソデ
4.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りょうそで
(逆引き)
十月末の風のない朝だ。空も海も青々として、ひきしまるような海の空気は、
両袖
(
りょうそで
)
で思わず胸をだくほどのひやっこさである。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
両袖(りょうそで)の例文をもっと
(20作品)
見る
もろそで
(逆引き)
郎女は、
徐
(
しづ
)
かに
両袖
(
もろそで
)
を胸のあたりに重ねて見た。家に居時よりは、
萎
(
な
)
れ、
皺
(
しわ
)
立つてゐるが、小鳥の
羽
(
はね
)
とはなつて居なかつた。手をあげて唇にさはつて見ると、喙でもなかつた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
両袖(もろそで)の例文をもっと
(2作品)
見る
りやうそで
(逆引き)
桃の咲きはじめてゐる、そして
家鴨
(
あひる
)
の泳いでゐる徐州あたりの川べりで、手でも洗つて休んでゐる
処
(
ところ
)
だらう、
両袖
(
りやうそで
)
をたくし上げて小ざつぱりと立つてゐる姿なのだ。
南京六月祭
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
両袖(りやうそで)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
りようそで
(逆引き)
からだひとつ消えよかしと両手を肩に
縋
(
すが
)
りながら顔もてその胸を押しわけたれば、
襟
(
えり
)
をば
掻
(
か
)
きひらきたまひつつ、
乳
(
ち
)
の下にわがつむり
押入
(
おしい
)
れて、
両袖
(
りようそで
)
を
打
(
うち
)
かさねて深くわが
背
(
せな
)
を
蔽
(
おお
)
ひ
給
(
たま
)
へり。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
両袖(りようそで)の例文をもっと
(1作品)
見る
モロソデ
(逆引き)
郎女は、
徐
(
シヅ
)
かに
両袖
(
モロソデ
)
を、胸のあたりに重ねて見た。家に居た時よりは、
褻
(
ナ
)
れ、
皺立
(
シワダ
)
つてゐるが、小鳥の
羽
(
ハネ
)
には、なつて居なかつた。手をあげて唇に触れて見ると、
喙
(
クチバシ
)
でもなかつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
両袖(モロソデ)の例文をもっと
(1作品)
見る
両
常用漢字
小3
部首:⼀
6画
袖
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
“両袖”の関連語
片袖
“両”で始まる語句
両
両親
両人
両手
両方
両肱
両側
両眼
両国
両掌
“両袖”のふりがなが多い著者
犬養健
壺井栄
岡本かの子
有島武郎
幸田露伴
泉鏡花
林芙美子
折口信夫
夏目漱石
国枝史郎