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褻
ふりがな文庫
“褻”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
け
36.4%
ナ
27.3%
な
18.2%
せつ
9.1%
けが
9.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
け
(逆引き)
それが家々の補食の一種となり、また飲食店の商品ともなったのは、器械の進歩であると同時に、
晴
(
はれ
)
と
褻
(
け
)
の食事の混乱でもあったのである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
褻(け)の例文をもっと
(4作品)
見る
ナ
(逆引き)
郎女は、
徐
(
シヅ
)
かに
兩袖
(
モロソデ
)
を、胸のあたりに重ねて見た。家に居た時よりは、
褻
(
ナ
)
れ、
皺立
(
シワダ
)
つてゐるが、小鳥の
羽
(
ハネ
)
には、なつて居なかつた。手をあげて唇に觸れて見ると、喙でもなかつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
褻(ナ)の例文をもっと
(3作品)
見る
な
(逆引き)
郎女は、
徐
(
しず
)
かに
両袖
(
もろそで
)
を、胸のあたりに重ねて見た。家に居た時よりは、
褻
(
な
)
れ、
皺立
(
しわだ
)
っているが、小鳥の羽には、なって居なかった。手をあげて唇に触れて見ると、喙でもなかった。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
褻(な)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
せつ
(逆引き)
中には狂歌狂句俗謡の類で、文字の
稍
(
やゝ
)
褻
(
せつ
)
に亘つたものが夾雑してゐた。女のしかけた恋だと云ふ故であつたらしい。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
褻(せつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
けが
(逆引き)
アア堂々たる男子も
一旦
(
いったん
)
志
(
こころざし
)
を得れば、その
難有味
(
ありがたみ
)
の忘れがたくて如何なる屈辱をも甘んぜんとす、さりとては
褻
(
けが
)
らわしの人の心やと、
当面
(
まのあた
)
りに言い
罵
(
ののし
)
り、その醜悪を極めけれども
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
褻(けが)の例文をもっと
(1作品)
見る
“褻”の意味
《名詞》
(け)普段着。
(け)普段。日常。
(出典:Wiktionary)
“褻(ハレとケ)”の解説
ハレとケとは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。
民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表している。
ハレの場においては、衣食住や振る舞い、言葉遣いなどを、ケとは画然と区別した。
(出典:Wikipedia)
褻
漢検1級
部首:⾐
17画
“褻”を含む語句
猥褻
淫褻
褻涜
褻衣
婬褻
媱褻
拙劣鄙褻
狎褻
褻語
褻雜
鄭狂淫褻
“褻”のふりがなが多い著者
福田英子
釈迢空
与謝野寛
柳田国男
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
幸田露伴
折口信夫
森鴎外