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褻
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せつ
ふりがな文庫
“
褻
(
せつ
)” の例文
中には狂歌狂句俗謡の類で、文字の
稍
(
やゝ
)
褻
(
せつ
)
に亘つたものが夾雑してゐた。女のしかけた恋だと云ふ故であつたらしい。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
同遊者の渋江
六柳
(
りくりう
)
は抽斎である。小野
抱経
(
はうけい
)
は
富穀
(
ふこく
)
である。抱経と号したには笑ふべき来歴があるが、事の
褻
(
せつ
)
に亘るを忌んで此に記さない。石川二
陶
(
たう
)
は
貞白
(
ていはく
)
であらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“褻”の意味
《名詞》
(け)普段着。
(け)普段。日常。
(出典:Wiktionary)
“褻(ハレとケ)”の解説
ハレとケとは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。
民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表している。
ハレの場においては、衣食住や振る舞い、言葉遣いなどを、ケとは画然と区別した。
(出典:Wikipedia)
褻
漢検1級
部首:⾐
17画
“褻”を含む語句
猥褻
淫褻
褻涜
褻衣
婬褻
媱褻
拙劣鄙褻
狎褻
褻語
褻雜
鄭狂淫褻