“此城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ここ50.0%
このしろ25.0%
これ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このゾンというのは戦争の目的によって建てられたる城でありますが、普通の場合には役所として用いて居る。即ち裁判の事も警察の事もまた租税の取立ても皆此城ここでやるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
ことに要害堅固な此城このしろの堀は非常に深く作られてゐるので、誰も迂闊うかつに這入ることは出来なかつた。
梟娘の話 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
すなわち此城これはそのいわゆる遊牧民の襲撃を防ぐために備えてある城と見える。そこには税品を取り立てる所もあるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)