“文政”の読み方と例文
読み方割合
ぶんせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文政ぶんせい元年秋の事でここ八ヶ嶽の中腹の笹の平と呼ばれている陽当りのよい大谿谷には真昼の光が赭々あかあかと今一杯にし込んでいる。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
少なくとも文化ぶんか文政ぶんせい頃まではさかのぼろうと思う。極めて多量に生産せられたそろいものであって、販売せられた分布区域もはなはだ広汎こうはんである。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
だんだん話しているうちに、この老人は文政ぶんせい六年未年ひつじどしの生まれで、ことし六十九歳であるというのを知って、記者はその若いのに驚かされた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)