“未年”の読み方と例文
読み方割合
ひつじどし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だんだん話しているうちに、この老人は文政ぶんせい六年未年ひつじどしの生まれで、ことし六十九歳であるというのを知って、記者はその若いのに驚かされた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
過ぐる未年ひつじどし才牛さいぎゅう市川団十郎が、日本随市川のかまびすしい名声をにのうて、あずまからはるばると、都の早雲長吉座はやぐもちょうきちざに上って来た時も、藤十郎の自信はビクともしなかった。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)