“広西”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんしい33.3%
こうせい33.3%
カンシー33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ばかをいえ。拙者にはいささか流浪の経験もある。四川しせん広西かんしい広東かんとんの旅もした」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
広西こうせい地方には※蛇きょうだというものがある。この蛇は不思議に人の姓名を識っていて、それを呼ぶのである。呼ばれてこたえると、その人は直ちに死ぬと伝えられている。
私が広西カンシー戦線から帰ったとき、父は世を去っていた。新しい墓の前に立った私の心に、父と私の間に再び得難い愛の存在していたことがひしひしと感じられた。
この子を残して (新字新仮名) / 永井隆(著)