侯成こうせい)” の例文
侯成こうせい、はや参れ。郝萌かくほう曹性そうせいも馳け向かえ。——そして高順を助けて、遠路につかれた敵兵を一挙に平げてしまえ」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下邳は徐州の出城のようなもので、もとより小城だが、そこには部下の侯成こうせいがいるし、要害の地ではあるので
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
互いに顧眄こべんの心があるので、敵ながらすぐ弓やほこに物をいわせようとせず、二、三の問答を交わしているうちに、下邳かひのほうから高順こうじゅん侯成こうせいが助けにきてくれたので
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「城中より侯成こうせいという大将がこうを乞うて出で、丞相にえつを賜りたいと陣門にひかえております」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
張遼ちょうりょう侯成こうせいの三千余騎だった。呂布を真ん中にして、忍びやかに、下邳かひの城から立って行く。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)