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烙
ふりがな文庫
“烙”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
や
78.4%
あぶ
10.8%
やか
2.7%
やき
2.7%
やきがね
2.7%
やきばん
2.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
や
(逆引き)
同時に、将門にとっては、拭うことのできない「反逆者」「乱暴者」という印象を、堂上公卿の頭に
烙
(
や
)
きつけてしまったものであった。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
烙(や)の例文をもっと
(29作品)
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あぶ
(逆引き)
こんどは自分から立っていって薄暗い
厨房
(
ちゅうぼう
)
の調理台にあった兎の
股
(
もも
)
みたいな
烙
(
あぶ
)
り肉を右手に一本つかみ、それを横へ
咥
(
くわ
)
えかけた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
烙(あぶ)の例文をもっと
(4作品)
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やか
(逆引き)
しかも其感触は、恰も熱鉄に
烙
(
やか
)
れたやうに、わしの手首を燃やすのである。彼女だ。
クラリモンド
(新字旧仮名)
/
テオフィル・ゴーチェ
(著)
烙(やか)の例文をもっと
(1作品)
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やき
(逆引き)
それはごく薄い、やっと見えるか見えないぐらいの、
薄衣
(
ヴェール
)
のようなものだったが、しばし悲しい
烙
(
やき
)
印の跡を、覆うているかのように見えた。
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
烙(やき)の例文をもっと
(1作品)
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やきがね
(逆引き)
宮は貫一が事を忘れざるとともに、又長く熱海の悲き別を忘るる
能
(
あた
)
はざるなり。更に見よ。
歳々
(
としどし
)
廻来
(
めぐりく
)
る一月十七日なる日は、その悲き別を忘れざる胸に
烙
(
やきがね
)
して、彼の悔を新にするにあらずや。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
烙(やきがね)の例文をもっと
(1作品)
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やきばん
(逆引き)
本妻は鉄を赤く焼いてからその乳のあたりに
烙
(
やきばん
)
をしたが、しあわせなことには秀才は心がやさしくて可愛がってくれたので、やや自分で慰めることができた。
続黄梁
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
烙(やきばん)の例文をもっと
(1作品)
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烙
漢検1級
部首:⽕
10画
“烙”を含む語句
烙印
炮烙
焙烙
火烙
烙鉄
手烙
灯烙
炮烙灸
烙傷
烙炉
焙烙地蔵
焙烙蒸
砲烙灸
“烙”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
徳永直
吉川英治
浜尾四郎
片山敏彦
和辻哲郎
倉田百三
小栗虫太郎
徳田秋声
菊池寛