“生半”の読み方と例文
読み方割合
なまなか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……人里離れたところで生気を取りもどそうなんてのは、まず至極な思いつきですな。生半なまなか繁華なところにいるてえと、見るもの聞くものしゃくの種、ってわけでね。
もう悪性の流行感冒にかかっても構わない、もし、そんなことにでもなったら、かえって身をばちに思いきったことが出来る、生半なまなかに身を厭えばこそ心が後れるのだ
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
生半なまなかな喜多流を残すよりはタタキ潰した方が天意に叶うと思っていたらしい精進ぶりであった。
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)