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生半
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なまなか
ふりがな文庫
“
生半
(
なまなか
)” の例文
……人里離れたところで生気を取りもどそうなんてのは、まず至極な思いつきですな。
生半
(
なまなか
)
繁華なところにいるてえと、見るもの聞くもの
癪
(
しゃく
)
の種、ってわけでね。
ノンシャラン道中記:05 タラノ音頭 ――コルシカ島の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
もう悪性の流行感冒に
罹
(
かか
)
っても構わない、もし、そんなことにでもなったら、かえって身を
棄
(
す
)
て
鉢
(
ばち
)
に思いきったことが出来る、
生半
(
なまなか
)
に身を厭えばこそ心が後れるのだ
霜凍る宵
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
生半
(
なまなか
)
な喜多流を残すよりはタタキ潰した方が天意に叶うと思っていたらしい精進ぶりであった。
梅津只円翁伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
○
志
(
こゝろざし
)
は行ふものとや、
愚
(
おろか
)
しき君よ、そは
飢
(
うゑ
)
に
奔
(
はし
)
るに過ぎず。志は
唯
(
たゞ
)
卓を
敲
(
たゝ
)
いて、なるべく
高声
(
かうせい
)
に語るに
止
(
とゞ
)
むべし。
生半
(
なまなか
)
なる志を存せんは、存せざるに如かず、志は飯を食はす事なければなり。
青眼白頭
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
“生半”で始まる語句
生半可
生半分
生半紙
生半若