“なまなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生中78.1%
生半12.5%
生仲9.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生中なまなかいぢくらずに置けば美しい火の色だけでも見られたものを、下手へたに詩にばかりもとの面白い感情が失はれたのと同じ様な失望を感じた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
もう悪性の流行感冒にかかっても構わない、もし、そんなことにでもなったら、かえって身をばちに思いきったことが出来る、生半なまなかに身を厭えばこそ心が後れるのだ
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
評判どおり生仲なまなかな日本人などは寄りつきもできないような存在になっているのは事実らしかった。
復活祭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)