“御湯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おゆ50.0%
みゆ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此間このあひだからくつてつてることつてるのよ。だけど、にいさんもあさ夕方ゆふがたかへるんでせう。かへると草臥くたびれちまつて、御湯おゆくのも大儀たいぎさうなんですもの。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
座敷へ通し御湯おゆわいをりますと云ゆゑすぐさま後藤は彼男ととも風呂ふろいりながら酒肴をあつらへおきやがて風呂も仕舞て出來りしに女子どもは酒肴を持出もちいでければ兩人は打寛うちくつろぎて酒宴しゆえんに時刻をうつしけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
香央は、このうえなお娘の幸福を神に祈るために、巫子みこ祝部はふりべをあつめて、神前に御湯みゆをそなえる御釜祓みかまばらいの神事をとり行なった。
初秋はつあき朝睡あさいの君に御湯みゆまゐる花売るくるまかどに待たせて
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)