“きょくじつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
旭日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鎌倉殿も木曾殿が旭日きょくじつ昇天のような勢いで京都へ迫ってゆくのをながめて、内心おこころよく思っていないことは争えません
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
例えば轆轤ろくろに集中する傘の骨、かなめに向って走るおうぎの骨、中心を有する蜘蛛くもの巣、光を四方へ射出する旭日きょくじつなどから暗示を得た縞模様は「いき」の表現とはならない。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
此地眺望最も秀美、東は滄海そうかい漫々まんまんとして、旭日きょくじつ房総ぼうそうの山に掛るあり、南は玉川たまがわ混々こんこんとして清流の富峰ふほうの雪に映ずるあり、西は海老取川えびとりがわを隔て云々、大層賞めて書いてある。
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)