“滄海”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうかい76.5%
さうかい11.8%
あおうみ5.9%
ソウカイ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滄海そうかい波遥なる彼邦かのくにに吾が児を放ち遣ることは、明日をも知らぬ老いた母に取っては気の楽なことでは無かった。然し母も流石さすがに寂照の母であった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
われは夢む、滄海さうかいそらの色、あはれ深き入日の影を
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
五月雨や滄海あおうみ濁水にごりみず 蕪村
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
身ヲ浮雲ニ寄ス滄海ソウカイノ東
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)