“さうかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
滄海33.3%
蒼海33.3%
想界16.7%
睜開16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あざむおほすべけれどもこゝに一ツの難儀なんぎといふは師匠ししやうの口から彼者は幼年えうねんの内斯樣々々かやう/\にて某し養育やういくせし者なりと云るゝ時は折角せつかくたくみも急ちやぶるゝに相違なし七歳より十二歳まで六ヶ年が其間そのあひだ養育の恩は須彌しゆみよりも高く滄海さうかいよりも深しと雖ども我大望わがたいまうには替難かへがたし此上は是非に及ばず不便ふびんながらも師匠の感應院を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つき皎々かう/\として眞晝まひるかとうたがふばかり、はら一面いちめん蒼海さうかいぎたる景色けしき
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
嗚呼ああ想界さうかいあらたなるいのちくる人もまた
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
赤や紫の見える可笑しい程華美はででは有るが然しもう古びかへつた馬鹿に大きくて厚い蒲団の上に、小さな円い眼を出来るだけ睜開さうかいしてムンヅと坐り込んでゐた。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)