“冷汗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひやあせ96.2%
れいかん3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苦痛のために身体をエビの如くに曲げてみても冷汗ひやあせが流れ、自然のたうちまわって、まったく意識せずして唸り声を発してしまう。
青い絨毯 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
うかすると自分のいてゐる草履がペツタ/\いふのに、飛上るやうに吃驚びつくりして冷汗ひやあせを出しながら、足の續く限り早足にあるいた。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
このさまを見たる喜左衛門は一時いちじの怒に我を忘れ、この野郎やろう、何をしやがったとののしりけるが、たちまち御前ごぜんなりしに心づき、冷汗れいかんうるおすと共に、蹲踞そんきょしてお手打ちを待ち居りしに
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「大いに迷惑しましたよ、冷汗れいかんの思いでした」
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)