“ひやあせ”の漢字の書き方と例文
語句割合
冷汗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ボートルレの額から冷汗ひやあせがぽたりぽたりと落ちると、番人はランプを持ってこちらへ近づいてくるらしく、光が自分の方に動いてくる。
かれはどつかりすわつた、よこになつたがまた起直おきなほる。さうしてそでひたひながれる冷汗ひやあせいたが顏中かほぢゆう燒魚やきざかな腥膻なまぐさにほひがしてた。かれまたあるす。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
いかに言ってもわたしたちは踏み出したばかりで、経験にも乏しく、ことに自分なぞは当時を追想するたび冷汗ひやあせの出るようなことばかり。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)