“腥膻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまぐさ88.9%
せいせん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中間法師とは課役を避けて出家した私度の僧の徒で、家に妻子を蓄え口に腥膻なまぐさくらうという在家法師、すなわち非人法師の亜流である。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
かれはどつかりすわつた、よこになつたがまた起直おきなほる。さうしてそでひたひながれる冷汗ひやあせいたが顏中かほぢゆう燒魚やきざかな腥膻なまぐさにほひがしてた。かれまたあるす。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
外夷がいい腥膻せいせんの気をして神国を汚さしむるなかれとは、これ思想の伴念において、必然の結果なればなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)