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腥臭
ふりがな文庫
“腥臭”の読み方と例文
読み方
割合
なまぐさ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なまぐさ
(逆引き)
外は夕立模様、何時の間にやら墨を流したような空から、ポツリポツリと雨が落ちて来て、はためく遠稲妻に誘われたように、
腥臭
(
なまぐさ
)
い風がサッと吹いて来ます。
銭形平次捕物控:227 怪盗系図
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
しかし従来
腥臭
(
なまぐさ
)
いために余り魚類を好きませんでしたが、この頃は食味が一変してよくそれを食しています。牛肉は幼年時代から
一串
(
いっかん
)
せる嗜好品ですが、鶏肉は余り喜びません。
牧野富太郎自叙伝:02 第二部 混混録
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
面倒だから糸を
振
(
ふ
)
って
胴
(
どう
)
の
間
(
ま
)
へ
擲
(
たた
)
きつけたら、すぐ死んでしまった。赤シャツと野だは驚ろいて見ている。おれは海の中で手をざぶざぶと洗って、鼻の先へあてがってみた。まだ
腥臭
(
なまぐさ
)
い。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
腥臭(なまぐさ)の例文をもっと
(4作品)
見る
腥
漢検1級
部首:⾁
13画
臭
常用漢字
中学
部首:⾃
9画
“腥”で始まる語句
腥
腥膻
腥風
腥気
腥物
腥羶
腥風血雨
腥丘
腥氣
腥血
“腥臭”のふりがなが多い著者
牧野富太郎
夏目漱石
永井荷風
野村胡堂