“腥臭”の読み方と例文
読み方割合
なまぐさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外は夕立模様、何時の間にやら墨を流したような空から、ポツリポツリと雨が落ちて来て、はためく遠稲妻に誘われたように、腥臭(なまぐさ)い風がサッと吹いて来ます。
しかし従来腥臭(なまぐさ)いために余り魚類を好きませんでしたが、この頃は食味が一変してよくそれを食しています。牛肉は幼年時代から一串(いっかん)せる嗜好品ですが、鶏肉は余り喜びません。
面倒だから糸を振(ふ)って胴(どう)の間(ま)へ擲(たた)きつけたら、すぐ死んでしまった。赤シャツと野だは驚ろいて見ている。おれは海の中で手をざぶざぶと洗って、鼻の先へあてがってみた。まだ腥臭(なまぐさ)い。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)