“すう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スウ
語句割合
68.1%
21.3%
2.1%
1.1%
寿々1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「え、五円と云うところでしたね。しかしすうに於ては成功なんです。怪談祭の気味にはなったが、まず結構としておく事ですね」
友人一家の死 (新字新仮名) / 松崎天民(著)
おなしきおなもんうりふたツの類型土器るゐけいどき各地かくちからるのである。それすうからかんがへても、大仕掛おほじかけもつ土器どき製造せいざうしたとへる。
すうちゃん。今小豆が煮えるよ。お砂糖の配給があったからね。
彼と、すうとの会見も、心地よくすみ、さっそく大牢襲撃の密議に入り、鄒淵すうえんはいちど山へ帰って行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すうと石勇とは旧知の仲。くどいことはここでは略す。——ただ石勇が一同へ話したことばは重大だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なに、僕も一度は捜しに行こうと思っていたからね。寿々すうさんがそれで癒ってくれれば、僕の思いが通るというもんです。」
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
僕は寿々すうさんのためにそいつを捜しに出かけたんだがね、なるほど確かにそれに違いないと思う薬草はあるにはあるんだが、容易なことじゃ採れっこないですよ。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
けだし釈迦は波羅門バラモンを破り、路得ルターは天主教を新にす。わが邦の沙門しゃもんもまたよくすうを興せり。これによりてこれを見れば、信あにうつすべからざらんや。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
同人集に従へば、冬嶺、名はすうあざな山松さんしようであつた。崧庵は其通称、後に為春院の号を賜はつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
で、彼の父のすうは他家から養子にきた者だし、いずれにしても余り良い家柄ではなかったらしい。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゆあみすれば、下立おりたちてあかを流し、出づるを待ちて浴衣ゆかたを着せ、鏡をすうるまで、お静は等閑なほざりならず手一つに扱ひて、数ならぬ女業をんなわざ効無かひなくも、身にかなはん程は貫一が為にと
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
うくすうの潮荒さ
八坂瓊之曲玉考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
「あのすうの田舎者のせがれが、礼に通じているなどとは、いったいだれがいい出したことなのだ。大廟に入つて事ごとに質問しているではないか。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)