“製造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいぞう37.0%
せいざう18.5%
つく18.5%
こしら11.1%
おつくり7.4%
こしらへ7.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あおい、うつくしいそらしたに、くろけむりがる、煙突えんとつ幾本いくほんった工場こうじょうがありました。その工場こうじょうなかでは、あめチョコを製造せいぞうしていました。
飴チョコの天使 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おなしきおなもんうりふたツの類型土器るゐけいどき各地かくちからるのである。それすうからかんがへても、大仕掛おほじかけもつ土器どき製造せいざうしたとへる。
カスタアドや乾酪チイズのお菓子や佛蘭西の饅頭菓子を製造つくつたり、獵禽とりの翼や足を縛つたり、デザァトのあしらひのつくり方なんかを教はつてゐた。
夜の眼も合さず雛形まで製造こしらへた幾日の骨折も苦労も無益むだにした揚句の果にひとの気持を悪うして、恩知らず人情無しと人の口端にかゝるのは余りといへば情無い
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
氣分すぐれて良き時は三歳兒みつごのやうに父母の膝にねぶるか、白紙を切つて姉樣の製造おつくりに餘念なく、物を問へばにこ/\と打笑みて唯はい/\と意味もなき返事をする温順おとなしさも
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
だが、あんまり威張ゐばれないて、此樣こんくるま製造こしらへては如何どうでせうと、此處こゝまで工夫くふうしたのはこのわたくしだが、肝心かんじん機械きかい發明はつめい悉皆みんな大佐閣下たいさかつかだよ。