“せいざう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
製造50.0%
聖像20.0%
清三20.0%
清造10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『これが、わたくし秘密ひみつ製造せいざうしつゝある、海底戰鬪艇かいていせんとうていです。』と、櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさおもむろに右手ゆんでげて、その船體せんたいゆびざした。
アンドレイ、エヒミチは體裁惡きまりわるおもひながら、聖像せいざう接吻せつぷんした。ミハイル、アウエリヤヌヰチはくちびる突出つきだして、あたまりながら、また小聲こゞゑ祈祷きたうしてなみだながしてゐる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
三浦工学士の友人の弟の臼井清三せいざうと云ふ青年が、柔術の教師として招聘されて居るサラムと云ふ一家などはコロムボで第二流の富豪だと云ふが、椰子やし林の収入だけでも毎月一万円を越えるさうだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
菊次さんが井戸のところまで来ると、灰部屋はひべやのそばに、菊次さんの子供の清造せいざうが、壁のひげをむしりむしり、立つてゐました。見ると、下駄げたも草履もはいてゐないのでした。
百姓の足、坊さんの足 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)