“清造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいざう50.0%
せいぞう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菊次さんが井戸のところまで来ると、灰部屋はひべやのそばに、菊次さんの子供の清造せいざうが、壁のひげをむしりむしり、立つてゐました。見ると、下駄げたも草履もはいてゐないのでした。
百姓の足、坊さんの足 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
清造せいぞうはその朝になって、やっとにぎやかな町に出ました。それは、清造の生まれた山奥やまおくの村を出てから、もう九日目くらいのことでした。
清造と沼 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)