十二月十二日に貧しい百姓の菊次さんは、雲華寺の和尚さんが米初穂をあつめて廻るのにお供していきました。 米初穂といふのは、ことしの秋とれた新しいお米のことで、村の百姓達はそれを少しづつお寺にささげて、仏様にのちの世のことを頼んだのであります。 …
著者 | 新美南吉 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「花のき村と盗人たち」帝国教育会出版部、1943(昭和18)年9月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約30分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約50分(300文字/分) |
著者 | 新美南吉 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「花のき村と盗人たち」帝国教育会出版部、1943(昭和18)年9月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約30分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約50分(300文字/分) |