“清三”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいざう50.0%
せいぞう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五年生の清三せいざうは、かんかんてりの真夏の西日を浴びて、元気よく学校から帰つて来て、その石の門をはいると、病院のやうな広い玄関で、同じやうに今学校からかへつたばかりの
母子ホームの子供たち (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
三浦工学士の友人の弟の臼井清三せいざうと云ふ青年が、柔術の教師として招聘されて居るサラムと云ふ一家などはコロムボで第二流の富豪だと云ふが、椰子やし林の収入だけでも毎月一万円を越えるさうだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
清三せいぞうの前には、新しい生活がひろげられていた。どんな生活でも新しい生活には意味があり希望があるように思われる。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
清三せいぞう青木あおきに迎えられて須磨に来た。
須磨寺附近 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)