“三善清行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みよしきよつら50.0%
みよしきよゆき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天皇様が史記を左中弁藤原在衡ありひら侍読じどくとして始めて読まれ、前帝醍醐だいご天皇様は三善清行みよしきよつらを御相手に史記を読まれた事などがある。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
で、今も、轅と轅のあいだに、ひとり潜んで、近ごろの学者といわれる三善清行みよしきよつらの家人から借りた何かの書物を、ふところから取出して、読み耽っていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又、漢文学に於ても、菅原道真、紀長谷雄きのはせを三善清行みよしきよゆきなどは、支那人に劣らないくらゐ、立派な漢文を書いてゐる。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
五節舞姫ごせちのまいひめは遠い起源が伝えられるが、うしの日とらの日の参入は新儀であり、まったく前朝の御好みに始まることは、夙く三善清行みよしきよゆきの『意見封事』の中にも見えている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)