“三行半”の読み方と例文
読み方割合
みくだりはん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父様なければ、母さんが、お一人してのお気苦労、せめて私が息ある内にと、取つて渡して下されし、三行半みくだりはんも、親の慈悲。
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
机の上なるまだ墨の香の新しい一封の書状、お浜は不審顔ふしんがおに手に取って見ますと、意外にもこれは離縁状、俗にいう三行半みくだりはんでありましたから
たつた三行半みくだりはんで、あれだけ意味の長い物語は、どんな小説家だつで書きやうがない。応募者は少くとも百四十二弗四十仙位は手に握れる勘定だ。