“鄒”の読み方と例文
読み方割合
すう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼と、すうとの会見も、心地よくすみ、さっそく大牢襲撃の密議に入り、鄒淵すうえんはいちど山へ帰って行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すうと石勇とは旧知の仲。くどいことはここでは略す。——ただ石勇が一同へ話したことばは重大だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
荘丁いえのこ雇人も多かったが身を挺してじゅんじるほどな者もない。だから蓄えの金銀もすうの叔父おいが「残して行くのも、もったいない」と、馬の背に付け放題な始末であった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)