すう)” の例文
新字:
(七)舜禹しゆんうあひだ(八)岳牧がくぼくみなすすむ。すなはこれ(九)くらゐこころみ、しよくつかさどらしむることすうねん(一〇)功用こうようすでおこり、しかのちまつりごとさづく。
おなしきおなもんうりふたツの類型土器るゐけいどき各地かくちからるのである。それすうからかんがへても、大仕掛おほじかけもつ土器どき製造せいざうしたとへる。
しかしこの骨角器こつかくきは、當時とうじにおいてはそのすうがたくさんあつたことでせうが、くさやすいために石器せつきのように今日こんにちおほのこつてをりません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
さらすう分間ぷんかんまゝわすられてたならばかれとき自分じぶんほつしたやうにつめたいむくろから蘇生よみがへらなかつたかもれなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おれ先達せんだつ先祖せんぞ計算けいさんをして、四十代前だいまへおれ先祖せんぞすうが、一まん九百九十五おく二千一百六十二まん五千七百七十六にんだといふ莫大ばくだい數字すうじ發表はつぺうしたときには
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
其處そこ廷丁てい/\は石をくらに入んものとあげて二三歩あるくや手はすべつて石はち、くだけてすうぺんになつてしまつた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ネープルスかうから海路かいろすう多島海たたうかいぎ、地中海ちちゆうかいり、ポートセツトにて石炭せきたんおよ飮料水ゐんりようすゐ補充ほじうして、それより水先案内みづさきあんないをとつてスエスの地峽ちけう
せきくばつた、座蒲團ざぶとんひとひとつのたくうへに、古色こしよくやゝ蒼然さうぜんたらむとほつする一錢銅貨いつせんどうくわがコツンと一個いつこにひらきをいて、またコツンと一個いつこ會員くわいゐんすうだけせてある。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
よきぞと竊に目配めくばせすれば赤川大膳藤井左京つゝと寄て次助佐助が後に立寄たちより突落つきおとせばあはれや兩人はすうぢやう谷底たにそこ眞逆樣まつさかさまに落入て微塵みぢんに碎けて死失たりまた常樂院は五人の者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その年月ねんげつがどうしてわかるかといへば、ゑつけた記録きろくによるほかには、よこつて、生地きじてゐるまるいくつもかさなつてゐるそのきめすうかぞへてみるとわかるのです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
今日けふは三十にん患者くわんじやければ、明日あすは三十五にんる、明後日あさつては四十にんつてく、毎日まいにち毎月まいげつ同事おなじこと繰返くりかへし、打續うちつゞけてはくものゝ、市中まち死亡者しばうしやすうけつしてげんじぬ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
太平洋たいへいよう中央部ちゆうおうぶとくにハワイとうにはキラウエアといふ有名ゆうめい活火山かつかざんがあるが、活火山かつかざんもつと豐富ほうふ場所ばしよはジャワとうである。こゝには活火山かつかざんだけのすう四十箇しじつこかぞへられるといはれてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
れてやがて三十年、今ではぼくも町内一二の古かほになつてしまつたが、麻布あさふ區新りう土町といふと、うしろに歩兵第三聯たいのモダアン兵えいを控えた戸すう六七十の一區くわくだが、ロオマ法王使節館しせつくわん
りよ衣服いふくあらた輿つて、台州たいしう官舍くわんしやた。從者じゆうしやすうにんある。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
現在げんざいわがくににある博物館はくぶつかんはそのすうすくないばかりでなく、殘念ざんねんながら世界せかいしてすぐれた博物館はくぶつかんとはまをすことが出來できません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
最初さいしよ余等よら發掘はつくつした方面はうめんあたつて、ひとすう男女だんぢよがつして十二三にん大發掘だいはつくつをつゞけてるのを發見はつけんした。
用意ようゐ!。』と武村兵曹たけむらへいそうさけぶと、二名にめい水兵すいへい車中しやちう大旅櫃だいトランクなかから、一個いつこ黒色こくしよくはこ引出ひきだしてた。このはこなかには、すう爆裂彈ばくれつだんはいつてるのである。
きり悲慘みじめすべてのものたがひらせまいとしてち/\すうけん距離きよりおいては物體ぶつたい形状けいじやうをもあきらかにしめさない。雜木林ざふきばやし樹木じゆもく開墾地かいこんち周圍しうゐにも混亂こんらんした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
先刻さつき、もしも、二階にかい欄干らんかんで、おもひがけずいたたゞ一匹いつぴきがないとすると、わたし幾千萬いくせんまんともすうれない赤蜻蛉あかとんぼのすべてを、全體ぜんたいを、まるでらないでしまつたであらう。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
患者くわんじやすうは五にん其中そのうちにて一人丈ひとりだけ身分みぶんのあるものであるがみないやしい身分みぶん者計ものばかり。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
てんの・善人ぜんにん報施はうしする、如何いかん(四九)盜跖たうせき(五〇)不辜ふこころし、(五一)ひとにくかんにし、(五二)暴戻恣睢ばうれいしきたうあつむることすうにん天下てんか横行わうかうせしが、つひじゆもつをはれり。
グツと差迫さしせまりしが然あらぬ面にてヘイ其節は私し共兩人は少々せう/\先へもどりしゆゑ悴夫婦の殺されし事は存じ申さず翌朝よくてうむらの者が知らせに驚き其場所へ到り見屆け候處兩人はすうしよきずにてくびは御座なくと申せば大岡殿ナニ首が紛失ふんじつ致し居りしや夫は又如何なる事ぞととはるゝを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
日本につぽん貝塚かひづかやその石器時代せつきじだい遺蹟いせきから發見はつけんされる石器せつき非常ひじようすうであつて、よくもこんなにたくさん石器せつきがあるものかとおどろくくらゐあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
武村兵曹たけむらへいそうわたくしとは、ぼうだつして下方したながめたが、かぜみなみからきたへと、輕氣球けいきゝゆうは、三千すうしやく大空たいくうを、次第しだい/\に大陸たいりくほうへと、やがて、れし朝日島あさひじま
現在げんざいおいては、九しう、四こくから、陸前りくぜん陸奧りくおく出羽でばはうまでけて三十五ヶこくわた發見はつけんされてるので、加之しかも横穴よこあなは一ヶしよ群在ぐんざいするれいおほいのだから、あなすうさんしたら
第一だいいちいたいとの、玩弄具おもちやとりが、たゝずんだものを、むかうへ通拔とほりぬけるすうはない。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
防腐法ばうふはうだとか、コツホだとか、パステルだとかつたつて、實際じつさいおいてはなかすこしも是迄これまでかはらないではいか、病氣びやうきすうも、死亡しばうすうも、瘋癲患者ふうてんくわんじやためだとつて、舞踏會ぶたふくわいやら
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
此時このときは一しゆべからざるの凄氣せいきたれたのである。此所こゝこれ、千すう年前ねんぜんひとほうむつた墳墓ふんぼである。その内部ないぶきながらつてつのである。白骨はくこつけるにあらぬか。
うはつても、小高こだか場所ばしよゆきつもつたのではありません、粉雪こゆき吹溜ふきだまりがこんもりとつもつたのを、どつかぜこそぎにはう吹飛ふきとばしてはこぶのであります。ひとふたつのすうではない。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
みづはなれて、すれちがつて、背後うしろなる木納屋きなやてかけたすうぽん材木ざいもくなかえた、トタンにみとめたのは、緑青ろくしやうつたやうなおもてひかる、くちとがつた、手足てあし枯木かれきのやうな異人いじんであつた。
三尺角拾遺:(木精) (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)