“咸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みな37.5%
ことごと31.3%
かん6.3%
げん6.3%
こと/″\6.3%
6.3%
ミナ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(七)舜禹しゆんうあひだ(八)岳牧がくぼくみなすすむ。すなはこれ(九)くらゐこころみ、しよくつかさどらしむることすうねん(一〇)功用こうようすでおこり、しかのちまつりごとさづく。
天皇憐愍れんみんして使を遣して犯状の軽重を覆審ふくしんせしむ。是に於きて、恩をくだしてことごとくに死罪已下いげゆるし、並に衣服を賜ひ、其れを自ら新にせ令む。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
進むべくして進み、辞すべくして辞する、その事に処するに、綽々しゃくしゃくとして余裕があった。抽斎のかん九四きゅうしを説いたのは虚言ではない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
われく、むかし呉道子ごだうし地獄變相ぢごくへんさうつくる。成都せいとひと一度ひとたびこれるやこと/″\戰寒せんかんしてつみおそれ、ふくしうせざるなく、ために牛肉ぎうにくれず、うをかわく。
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
一たび筆をふるふ時は千言立ちどころにると云ふ。又書名あり。筆法遒勁いうけい、風韻蕭散と称せらる。その内外の二祖、な当時の魁儒くわいじゆたるにり、希哲の文、典訓を貫綜くわんそうし、古今を茹涵じよかんす。
八宝飯 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
其事、ミナ編年に萃む。故に紀と曰ふ。其事、伝・表・紀・志に分つ。故に書と曰ふ。
日本書と日本紀と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)