みな)” の例文
(七)舜禹しゆんうあひだ(八)岳牧がくぼくみなすすむ。すなはこれ(九)くらゐこころみ、しよくつかさどらしむることすうねん(一〇)功用こうようすでおこり、しかのちまつりごとさづく。
孝孺篇後へんごに書して曰く、予がこの文をつくりてより、いまかつて出して以て人に示さず。人のこの言を聞く者、みな予を訾笑ししょうして以て狂とし、あるいいんこれ詆詬ていこうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
仰ぎ願わくばこの功徳くどくを移してあまねく一切に及ぼし、みなともに、生命の自覚に入らしめられん事を。
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
みなこれ竜とる、銅盂どううを以て酪を盛る、竜を中に置き、上座より下に至りてこれを行くこと遍し、すなわち化し去る、年すなわち一たび出づ、法顕また親しく見る〉。
其の時聴衆みな言ってえらく、ばかりの佳作を一節切のはなずてに為さんはおしむべき事ならずや、宜敷よろしく足らざるを補いなば、あっぱれ席上の呼び物となるべしとの勧めにもとづ
また鄒陽すうようの書に、〈蛟竜こうりょう首をげ、翼を奮えばすなわち浮雲出流し、雲霧みな集まる〉とあれば、漢の世まで、常の竜も往々有翼としたので、『山海経』に、〈泰華山蛇あり肥遺と名づく
みな言う、善哉、この言甚だ快しと。すなわち術処に至り、隠身の法を求む。