“典”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てん75.0%
あず8.3%
つかさど8.3%
スウェーデン8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女史は落胆して、この上は郷里の兄上を説き若干じゃっかんを出金せしめんとて、ただ一人帰郷のに就きぬ、旅費は両人の衣類をてんして調ととのえしなりけり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
それは吉里が止めておいたので、平田が別離わかれに残しておいた十円の金は、善吉のために残りなくつかい尽し、その上一二枚の衣服きものまでお熊の目を忍んであずけたのであッた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
(七)舜禹しゆんうあひだ(八)岳牧がくぼくみなすすむ。すなはこれ(九)くらゐこころみ、しよくつかさどらしむることすうねん(一〇)功用こうようすでおこり、しかのちまつりごとさづく。
(湾内の曲がりくねる水は王宮をめぐり、夕日は波に照り映えて橋は弧を描く。公園に歩き入れば落葉多く、スウェーデンの首都の八月はすでに秋風が吹いている。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)