“あず”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アズ
語句割合
47.9%
38.0%
5.6%
4.2%
2.8%
1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燃焼のような物化学的変化に際してそれにあずかる物質の重さは全体としてはその前後において少しも変らないとうことが確かめられた点です。
ラヴォアジエ (新字新仮名) / 石原純(著)
あずかってもらう産婆さんには一円でも高いとおっしゃいますかとこう一本突込まれて亭主は渋々ながら二円の祝儀を出したという事です。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
ごうが煮えてたまらんから乃公は直ぐ帰国かえろうと支度したくを為ているとちょうど高山がやって来て驚いた顔をしてこう言うのだ、折角連れて来たのだから娘だけは井下伯にでもあずけたらどうだろう
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
浅井はそれをお千代婆さんのところにあずけておいて、それ以来の細君と自分との関係などを説いて聞かせた。女はむしろ浅井夫婦に同情を寄せた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
、何となれとも、それがしは思っておらぬ。すべて他人の事に差図がましいことすることは、甚だいとわしいことにして居るそれがしじゃ。御身等は船の上の人が何とかさばこうまでじゃ。少しもそれがしのあずからぬことじゃ。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それは吉里が止めておいたので、平田が別離わかれに残しておいた十円の金は、善吉のために残りなくつかい尽し、その上一二枚の衣服きものまでお熊の目を忍んであずけたのであッた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)