“あづか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アヅカ
語句割合
40.8%
35.2%
15.5%
4.2%
参与1.4%
1.4%
1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にちて、アンドレイ、エヒミチは埋葬まいさうされた。祈祷式きたうしきあづかつたのは、たゞミハイル、アウエリヤヌヰチと、ダリユシカとで。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
上田と四郎左衛門とが捕へられた後に、備前で勇戦隊を編成した松本箕之介みのすけ入牢にふらうし、これにあづかつた家老戸倉左膳の臣斎藤直彦も取調を受けた。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
彼歎きつゝかうべをふりていひけるは、そもかの事にあづかれるはわれひとりにあらざりき、また我何ぞ故なくして人々とともに動かんや 八八—九〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼を救ふと救はざるとは彼のあづかり知らざるところなれど、救はるべき者になると否とは、彼の自力なり、斯般かくのごときの理極めて睹易みやすきものなるを
各人心宮内の秘宮 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
此蠅ですら宇宙のうたげ参与あづかる一人で、自分のゐるべきところをちやんと心得てゐる。
愛の詩集:03 愛の詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)
わが軍をあまねく照らすかの日輪にしるさるゝごとく、戰鬪たゝかひあづかる寺院にては彼より多くの望みをいだく子一人ひとりだになし 五二—五四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
此文書は何者の手に出でたか、同志のあづかり知らぬものであつたが、其文章を推するに、例の落首などの如き悪戯いたづらではなく、全く同志を庇護ひごしようとしたものと見えた。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)